大阪府登録文化財所有者の会

活動報告(2024年3月29日更新)御財印めぐりを掲載しました
お知らせ(2012年6月28日更新)「大阪府の登録文化財(2012年版)」を発行しました
登録文化財関連資料(2014年8月15日更新)
登録有形文化財建造物等の登録の方法(2008年11月7日更新)
会員の広場(2006年2月12日更新)
写真で見る登録有形文化財(2010年7月26日更新)
年報(2016年10月27日更新)
文・随想(2013年7月24日更新)
会の目的と組織 (2021年8月12日更新)
入会申し込み ホームページ上から申し込みできます(2006年4月10日新設)
関連リンク(2024年03月29日更新)

 2005年11月1日開設              2024年3月29日更新

所有者の会および各登録文化財の行事予定
三田家・寺田家見学会 2014年11月23日 (詳細はこちらから)

大阪府登録文化財所有者の会(略称:大阪登文会)は、平成17年9月4日、下記の趣旨のもとに設立されました。現在、正会員95名、特別会員19名の構成です。さらに多くの方々のご入会を期待しております。お問い合わせは事務局までお願いします。ホームページからの入会申し込みはここをクリックしてください。

設立の趣旨
平成8年10月に国の登録文化財制度が発足した。平成26年5月1日現在、全国の登録文化財建造物は9645件を数え、近く10000件を突破しようとしています。このうち大阪府には558件が存在し全国平均205件を大きく上回り、府民の登録文化財建造物に対する関心の高さが察せられますが、まだまだ十分ではありません。

 登録文化財は、国宝や重要文化財と呼ぶ指定文化財のように、行政が厳選した比較的古い時代の少数の物件について、許可制による強い規制と手厚い保護によって保存するのではなく、近代の歴史遺産を中心として、住民生活に身近で密着したものまでを含めて、住民、所有者が自主的に保存・活用する多くの物件を国の登録台帳に登録し、所有者から国への届出制による緩やかな保護措置で未来に継承していくものです。

 西欧では早くから、登録的な制度によって多くの古い町並み等を残し、世代を超えて愛着のもてる個性的で落ち着いた都市景観を形成しており、住民自らが住みよいまちをつくることこそが、観光集客にもつながることを物語っています。ところが残念なことに日本では、高度経済成長の過程で価値ある多くの美しい歴史遺産を失ってきました。

長い風雪に耐えて受け継がれてきた歴史遺産を大切にすることは、資源を節約する心の育成や啓発につながり、まちづくりにおいては、伝統文化の継承・発展による歴史と文化が生きづく元気な大阪の再生、さらには、市民との交流や観光振興にも十分貢献できるものと考えます。

われわれ登録文化財の所有者は平成16年秋から、文化財保護行政部局の意見を参考に、まず府内の登録文化財所有者が相集い、所有者相互の親睦を図るとともに、登録文化財を所有することの誇り、責務や悩みなど、様々な情報交換や情報発信等によって、府民の登録文化財への関心を高めることが、更なる登録の促進にも寄与すると考え、「大阪府登録文化財所有者の会」を設立しました。
 
 その後、京都、愛知、和歌山、秋田でも登録有形文化財所有者の会が設立されました。今後は、全国の所有者の会の発展を目指すとともに、日本の歴史・文化の一端を国内はもとより、世界に発信、交流できれば幸いと考えています。